Protools I/Oの改善点

Pro Tools 12 ではI/O 設定が改善され、異なるハードウェア構成を持つシステム間でセッションを相互にやりとりする機能が向上しました。バスはセッション
ベースとなり、システム間でセッションの交換が行われると、各ハードウェアのアウトプット設定に自動的
にマッピングされます。 これにより、異なるセッションのアウトプット・バスの設定に対応するためにイン
プット、アウトプット、インサート設定を再構成せずに、あらゆるシステム対してこれらの設定を構成できます。 ほとんどの場合、異なるセッションのアウトプッ
ト・バス設定に対応するためにハードウェアベースの
I/O 設定を手動で設定する必要はありません。セッションの自動マッピングに役立つ2 つの重要な新機能があります。
• モニター・パスの設定
• チャンネル幅の狭い使用可能なシステムのハー
ドウェア設定に合わせてマルチチャンネルのア
ウトプット・バスをダウンミックス
アウトプット・ページとバス・ページの改
善点
Pro Tools 12 では、I/O 設定ページの物理I/O バスおよびアウトプット・バスとの関係をより適切に反映す
るため、I/O 設定ページがクリーンアップされました。
無制限のバス・パス
Pro Tools 12 ではバス・パスをほぼ無制限に使用できます。 24 のバスがデフォルトで作成されますが、必要
に応じていくつでも作成することができます。
アウトプット・パスのサブパス
Pro Tools では、アウトプット・ページで物理アウトプット・パス用のサブパスを作成できます。 ほとんどの
ワークフローでは、物理アウトプット・サブパスでな
く、アウトプット・バスのサブパスで十分です。 明示的なダウンミックス・パスなど、同じ物理アウトプットに
対する代替ミックス・フォーマットが必要な場合にのみ、物理アウトプット・パスのサブパスを使用します。

デフォルトのバスのサブパス
Pro Tools 12 では、バス・ページからアクセスしたときに新規サブパス・ダイアログでバス用のデフォルトのサブパスを作成することができます。 [デフォルトの
サブパスを作成](Create Default Sub-Paths)オプションを有効にすると、Pro Tools は、選択したメインのバ
ス・パスのパス・フォーマット(チャンネル幅)に対するサブパスのデフォルトのセットを自動的に作成します。
[デフォルトのサブパスを作成](Create Default Sub-Paths)オプションが有効になっていると、新規サブパ
ス・ダイアログにあるその他のすべてのカスタム・オプションはグレーアウトして選択できなくなります。
アウトプット・バスをアウトプットにダウンミックス、アップミックスする
(Pro Tools HD Softwareのみ)
Pro Tools 12 では、セッションのアウトプット・バスをより幅の狭いチャンネル・フォーマットの物理アウ
トプット・パスにダウンミックスすることができます。例えば、実際のセッションのルーティングを変更せず
にステレオ・システムで5.1 ミックスを聴くことができます。
これまでのバージョンのPro Tools と同様、幅の狭いフォーマットは自動的に幅の広いフォーマットにマッ
ピングされ、LとL、RとRのように一対一で接続されます。 モノとチャンネル左と右、もしくはLCRSと5.1など、一致しないチャンネルがある場合、Pro Tools 12
ではアウトプット・バス・チャンネルの一致しないチャ
ンネルを2 つ以上の物理アウトプット・チャンネルにアサインすることでアップミックスすることができます。 例えば、Pro Tools 12 では、モノ・アウトプット・
バスをステレオ・アウトプット・パスの両方のチャン
ネルに、その他、サラウンド・パスをLCRSソースから5.1 アウトプットの左サラウンド・パスおよび右サラ
ウンド・パスにアップミックスできます。ダウンミックスまたはアップミックスのアウトプット・バス・パスをアサインするには:
1 [設定](Setup) > [I/O]からI/O 設定を開きます。
2 [I/O設定](I/O Setup) > [バス](Bus)からバス・
ページを選択します。
3 より低いまたはより高いチャンネル・フォーマットに
再度マッピングしたいアウトプット・バスの行で[ア
ウトプットへのマッピング](Mapping to Output)
コラムをクリックします。
4 [OK]をクリックして変更を保存して、I/O 設定を
閉じます。
アウトプット・パスのインジケーターをダウンミックス、アップミックスするトラックまたはセンドが異なるチャンネル幅のアウトプット・パスに設定されている場合、ソースのオーディ
オは必要に応じてダウンミックスまたはアップミックスされます。 ミックス、編集、およびアウトプット・ウィンドウにあるアウトプット・セレクターには>(ダ
ウンミックス記号)または<(アップミックス記号)がそれぞれ表示されます。 これで、異なるチャンネル幅の アウトプット・パスにダウンミックス中またはアップミックス中のトラックを簡単に識別することができます。 ダウンミックス済みまたはミックスしていないアウトプット・パスを通してセッションをモニ タリングしている最中にミックスすることは推奨されません。 編集タスクやミキシング以外の タスクにはダウンミックスまたはアップミックスされたモニタリングを使用します。